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西安到着

西安到着

By on 2009,7月 23, in | 0 comments

シルクロードの旅が始まった。ここ西安から西へ向かい、ウイグル自治区を突き抜けて中央アジアへ向かう。中央アジアはキルギスをはじめ、ウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタンを周遊し、かつてのオアシス都市をめぐり、再度中国へ戻ってくるという約一ヶ月のプランだ。

昨日西安に到着した直後は、一ヶ月という期間放浪することが重くのしかかり、憂鬱な気分だった。自分で考え自分で決めたこととはいえ、決して安全な旅ではないはずである。おりしもウイグル自治区では区都ウルムチでウイグル人の暴動が起こったばかりだった。神経質になるのも無理はない。
(ではなぜそんな旅に出たのか、はとりあえずここでは触れない)

空港から西安市内中心部に向かうバスの窓から外の風景を眺めながら、先々の安否を思い少し後悔すらしていた。

しかし西安の城壁をくぐり、城壁の内側に入ると、憂鬱なその気分も消え去ってしまった。西安の古都としての雰囲気が中国4000年の重厚な歴史を感じさせてくれたからだ。中国らしい喧騒は昨年上海を訪れた時と同様で、中国の地に足を踏み入れたことを実感する。

西安の中心部にある鐘楼。観光の中心となっており、周囲には大型のショッピングモールが並び、多くの人民でごった返す

鐘楼の近くにある回族の食堂街。イスラム教徒である少数民族である回族が営む商店がずらりと並ぶ

旧市街地を囲む城壁の上から望む西安。歴史を感じさせる風景

西安ではゲストハウス「西安鐘楼国際青年旅舎」というゲストハウスに泊まることに。
部屋は男女別の相部屋であり、2段ベッドが複数配置されている。僕は入り口近くの2段ベッドの上段に陣取った。

と、そこであることに気づく。なんと隣の部屋との間の壁の最上部に隙間があるではないか。隣部屋は女部屋だ。
しかもその隙間は20cmくらいあり、簡単に向こう側をのぞける大きさだった。なんとも中国らしいゲストハウスだった。

 

国際青年旅舎の廊下。壁には世界各国からの宿泊客が書いたメッセージで埋め尽くされている

僕の泊まった部屋。宿泊客は中国人旅行者が多かった

 

その日は宿の近くのショッピング街で夕食をとり、就寝した。
ひとまず無事に寝床を確保することができ、ほっとした。

明日は西安近郊の兵馬俑と、国立博物館を訪れる予定だ。

 

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